これまでバックパッカー的な一人旅から洗練された都市観光まで、数々の国を渡り歩いてきましたが、今回ついに足を踏み入れたのは、中東の至宝「ドバイ」です。
世界中の富が集まるこの都市は、以前から「お金持ちの匂いがする場所」として、投資家としても、また一人の旅行好きとしても非常に興味を惹かれる対象でした。オイルマネーから観光・金融都市へと驚異的なスピードでパラダイムシフトを遂げたその熱量を、一度はこの肌で直接感じてみたい。そんな願いがようやく叶い、晴れて出発の日を迎えることとなりました。
近未来的なスカイライン、砂漠の中に忽然と現れる巨大なラグジュアリーモール、そしてそこに集まる人々の圧倒的なエネルギー。これから始まるドバイ滞在で、どのような「人生の最適解」や「新しい価値観」に出会えるのか。期待に胸を膨らませながら、成田からの長時間フライトを経て、黄金に輝く砂漠のメトロポリスへと降り立ちました。
成田から出発
成田からアブダビへ
成田からドバイへの旅路を検討する際、まず選択肢に上がるのはエミレーツ航空の直行便です。しかし、そこは「旅と金融の最適解」を追求する身として、コストパフォーマンスと移動のプロセスを徹底的に比較検討しました。
リサーチの結果、今回導き出した答えは、ドバイの隣に位置するアブダビを拠点とする「エティハド航空」を利用するルートです。
直行便のエミレーツは確かに魅力的ですが、エティハド航空でアブダビを経由するルートの方が、航空券の価格が大幅に抑えられるというメリットがありました。浮いた差額分を現地の宿泊グレードアップやアクティビティ、あるいは投資の種銭に回す方が、今回の旅全体の満足度(ROI)が高まると判断したわけです。アブダビからドバイへは陸路での移動が必要になりますが、それもまた未知の景色を楽しめる貴重なプロセス。賢くコストを抑えつつ、中東の二大都市を肌で感じる「戦略的な経由便の旅」がスタートしました。

成田からの長いフライトを終え、ついに降り立ったアブダビ国際空港(ザイード国際空港)。機内から一歩足を踏み出した瞬間、まず私の目に飛び込んできたのは、想像を絶するその「圧倒的なスケール感」でした。
中東のハブ空港としての威信をかけたその規模は、まさに驚愕の一言。天井がどこまでも高く、近未来的な曲線を描くアーキテクチャーは、日本の空港の標準的なサイズ感に慣れている身からすると、まるで別の惑星の基地に迷い込んでしまったかのような錯覚さえ覚えます。ゲートから入国審査場へ向かうだけでもかなりの距離がありますが、その空間の一つひとつが贅沢なまでに広く、潤沢なオイルマネーと最新技術が惜しみなく投入されていることを肌で感じずにはいられませんでした。

ドバイに深夜に到着。寝不足での1日目。
アブダビ国際空港に降り立ったのは、日付が変わった深夜1時過ぎ。静まり返った夜の空港とはいえ、中東特有の熱気と豪華な照明が、これから始まる旅への期待を加速させます。
ここからは、最終目的地であるドバイを目指して陸路での移動を開始します。利用するのは、深夜でも運行している便利な高速バス。アブダビからドバイまでは、見渡す限りの砂漠を貫くハイウェイを走り抜けて約2時間の道のりです。

深夜1時のアブダビ空港、見知らぬ土地でのバス待ちは、旅慣れた身であっても独特の緊張感が漂うものです。果たして本当に予定通りにバスはやってくるのか、停留所の場所はここで合っているのか……。静まり返った空気の中、スマートフォンの時計と周囲の様子を交互に確認しながら、一抹の不安を抱えてその時を待ちました。

何とか無事にチケットを提示して車内へ乗り込むと、そこにはドバイへと向かう旅人たちの静かな熱気が漂っていました。冷房の効いた車内でシートに深く身を沈め、バスがいよいよ夜のハイウェイへと滑り出した瞬間、ようやく「ドバイへの旅がいよいよ本格的に始まった」という実感が込み上げてきました。
ついにドバイ到着
きつい1日目
ハイウェイをひた走り、ついにドバイの市街地へと足を踏み入れた瞬間、真っ先に目に飛び込んできたのは、あの「ブルジュ・ハリファ」でした。写真や映像では何度も見ていたはずですが、実物は文字通り次元が違います。「デカすぎ、高すぎ」という語彙力が消失するほどの圧倒的な存在感。雲を突き抜け、夜空の彼方まで伸びるそのシルエットは、現代建築の限界を超えた異形の美しささえ漂わせていました。

バスが目的地に到着し、車外へ一歩踏み出すと、今度はドバイという街の洗練されたイメージとは裏腹な、非常にエネルギッシュな洗礼が待っていました。
バスを降りた瞬間に、待ち構えていた10人ほどのタクシードライバーたちに一気に囲まれ、猛烈な勧誘を受けたのです。深夜ということもあり、彼らにとって私たちは格好のターゲットだったのでしょう。一斉に投げかけられる「タクシー?」の声に一瞬怯みそうになりましたが、そこは冷静に対応。勧誘を丁寧かつ断固として無視し、私たちはあえて自らの足でホテルまで歩くことを選択しました。
重い荷物を抱えての深夜の散策ではありましたが、ドバイの乾いた夜風を感じながら、ライトアップされた超高層ビル群の中を歩くのは、タクシーの車窓からでは味わえない贅沢な体験です。これから始まる未知の体験に思いを馳せながら、私たちは一歩一歩、黄金の街の深部へと歩みを進めていきました。

静寂に包まれた深夜のドバイを歩き続け、ようやく予約していたホテルに辿り着いたのは、午前4時を回った頃でした。
今回宿泊するのはJW Marriott Marquis Hotel Dubaiです。
ここで一つ、今回の旅における「判断」の分かれ道がありました。実は、到着日の宿泊予約をあえて入れていなかったのです。深夜4時にチェックインして数時間だけ眠るために一泊分の料金を支払うのは、コストパフォーマンスの観点から見ると少し「もったいない」と感じてしまったわけです。
とはいえ、早朝のこの時間では観光施設も開いておらず、大きな荷物を抱えて移動するのも現実的ではありません。まずはホテルのフロントに重いスーツケースだけを預かってもらい、身軽になったところで次の一手を考えることにしました。
まだ街が本格的に動き出すには早い時間帯。タクシーでどこかへ向かうあてもなく、私たちがとりあえずの避難先に選んだのは、煌々と明かりが灯っていた24時間営業のマクドナルドでした。慣れ親しんだ黄色いロゴの安心感に包まれながら、温かいコーヒーを片手にドバイの夜明けを待つ。計画通りの効率的な旅も良いですが、こうした「予想外の余白」を楽しむのも、旅というプロジェクトの醍醐味かもしれません。

少し休憩しようと立ち寄ったマクドナルド。店内は幸いにも空いていて、すぐに席を確保できたのは良かったのですが、一歩足を踏み入れた瞬間に衝撃を受けました。とにかく室内が、凍えるほどに寒いのです。
「涼しい」を通り越して、もはや「極寒」と言っても過言ではないレベル。あまりの冷房の効きすぎに、とてもじゃないですが数分と中に留まることができず、たまらず外へ逃げ出しました。ドバイではこれが「当たり前」の基準なのでしょうか。灼熱の外気とのギャップが凄まじく、改めて中東の冷房文化のパワー(とその容赦なさ)を肌で——というか全身の震えで——実感した出来事でした。

夜が明けてあたりがすっかり明るくなってきたので、カメラを片手に清々しい空気の中をお散歩することにしました。
昼間の喧騒が嘘のように静まり返った街並みは、朝の柔らかな光に包まれていて、ただ歩いているだけでも心が洗われるような心地よさです。まだ眠りについている街の表情を眺めながら、一歩一歩踏みしめるように進む時間は、旅先ならではの最高に贅沢なひととき。爽やかな朝の風を全身に浴びて、今日という一日がどんな素晴らしいものになるのか、期待に胸を膨らませながらのんびりと周囲の散策を楽しみました。

朝の6時半、まだ街が完全に動き出す前の澄んだ空気の中、ドバイフレームへと足を運んできました。

目の前に現れたそれは、想像を絶するほどの巨大さ!「世界最大の額縁」という噂には聞いていましたが、いざ間近で見上げてみると、視界に収まりきらないほどのスケール感にただただ圧倒されてしまいます。
朝日を浴びて黄金色に輝くフレームは、まさにドバイの野心と勢いを象徴するような、息を呑むほどの迫力でした。

日本の会社が設計した建物。行く前から気になっていたのですが、まじかで見ると本当に大丈夫かな。崩れないのかなと不安に思いながら眺めていました。
ドバイの街を歩いていると、日本ではまずお目にかかれないような独創的な構造の建物が、あちらこちらに平然と建っていることに驚かされます。

おそらくこの国には地震がほとんどないのでしょう。耐震基準が極めて厳しい日本であれば「構造的にNG」が出てしまいそうな、細く、鋭く、あるいは重力に逆らうような自由奔放なシルエットばかり。まるでSF映画のセットに迷い込んだかのような風景を眺めていると、建築における「常識」という概念が、国や環境によってこれほどまで違うのかと改めて実感させられました。
ドバイモールを散策
ドバイフレームの圧倒的な存在感を背に、次に向かったのは巨大なショッピングの殿堂、ドバイモールです。
移動にはドバイの街並みを一望できるモノレール(ドバイ・メトロ)を利用したのですが、高架を走る車窓からは、次々と現れる近代的なビル群を楽しむことができました。ドバイフレームがあるエリアからドバイモールへと近づくにつれ、街の密度がさらに増していき、これから始まるショッピングモールでの体験に期待が膨らみます。

広大なショッピングモールを散策していると、一際ラグジュアリーなオーラを放つ空間が目に飛び込んできました。なんと、そこにあったのは世界的なハイブランドが手掛ける**「アルマーニ・カフェ」**です。
洗練されたインテリアと、ブランドの美学が隅々まで行き届いたスタイリッシュな佇まいは、まさに大人のための休息場所といった雰囲気。高級感あふれるロゴを眺めているだけでも、「さすがドバイのモールはスケールが違う」と贅沢な気分に浸らせてくれます。ショッピングの合間に、こんな優雅な空間で一息つけるのは、ドバイならではの格別な体験だと感じました。


いざ目の前までやってきて、思い出の一枚を撮ろうとカメラを構えましたが、ここで予期せぬ問題に直面しました。ブルジュ・ハリファがあまりにも巨大すぎて、至近距離からではどうしても画面に収まりきらないのです。
世界一の高さを誇るその威容をなんとかフレームに入れようと、精一杯の広角レンズで挑んだり、自分がのけぞるようにしてカメラを上へ向けたりと試行錯誤しましたが、それでもてっぺんまでを捉えることはできませんでした。近くで見れば見るほど、その規格外のスケールに圧倒されるばかり。写真に収まらないという事実そのものが、このタワーの「ありえない高さ」を何よりも雄弁に物語っていました。


ドバイ・モールの広大な敷地内を歩き回っていると、その規格外のスケールに何度も圧倒されましたが、中でも一番驚いたのが、ショッピングモールの中に本格的なアイススケートリンクが忽然と現れたことです。
砂漠の国という熱帯の環境にいながら、建物の中心で氷上の世界が広がっている光景は、まさに「ドバイなら何でもあり」と思わせるような非日常の極み。広々としたリンクでは、家族連れやカップルが楽しそうに滑走しており、その周囲を高級ショップがぐるりと取り囲む様子は、もはや一つの独立した都市のようでした。ただ買い物をする場所という枠を軽々と飛び越えた、エンターテインメントの殿堂としての凄まじい熱量(と冷気!)を肌で感じることができました。

スケートリンクに驚かされたのも束の間、次に現れたのはなんと巨大な水族館。ショッピングモールの通路を歩いているだけなのに、突如として目の前に巨大なブルーの壁が現れる光景は、まさに圧巻の一言です。
巨大な水槽の中を悠々と泳ぐサメやエイの姿を、買い物のついでに眺められるなんて、ドバイのスケール感にはもはや笑ってしまうほど。アイススケートリンクから水族館まで、まさに「何でもあり」を地で行くそのスタイルに、ここは単なるモールではなく、一つの巨大なテーマパークなのだと確信しました。訪れるたびに新しい驚きが飛び込んでくる、ドバイの底知れぬエンターテインメント精神に完全に圧倒されたひとときでした。
部屋に戻り一旦睡眠
早朝から精力的にドバイの街を巡り、ようやくホテルの部屋へと戻ってきたのは午後13時を回った頃でした。

予定していた観光を終え、ちょうど良いタイミングでチェックインの手続きもスムーズに完了。異国の地での移動や散策は刺激的ですが、やはり自分たちの拠点となる部屋に無事に入れた瞬間は、ホッと心が落ち着きます。ここまでの心地よい疲れを癒やすべく、まずは冷えた室内でひと休みして、午後の活動に向けてエネルギーをチャージしたいと思います。

無事に案内されたホテルの部屋ですが、驚いたのはその「高さ」です。フロアの階数がとにかく信じられないほど高く、エレベーターを降りた瞬間から、これまでに経験したことのないような高度感に圧倒されてしまいました。
大きな窓から外を覗き込むと、街の景色がまるでジオラマのように小さく見え、あまりの高さに少し恐怖心すら覚えるほど……。日本の建物とはまた違う独特の迫力があり、景色は素晴らしいものの、慣れるまでは「もし何かあったら」と想像してしまって、正直なところ少し腰が引けてしまうような怖さがありました。

深夜12時にアブダビに到着してからというもの、アドレナリンが出ていたせいか一睡もせずにここまで駆け抜けてきました。しかし、さすがに限界が来たようです。ホテルにチェックインして人心地つくと、一気に押し寄せてきた強烈な疲労感には抗えませんでした。
結局、その日の夜まで部屋でゆっくりと休憩することに。ベッドに横になった瞬間に吸い込まれるように眠りに落ち、気づけば同行していたメンバーも全員が爆睡状態。ドバイの熱気と長旅の疲れを癒やすべく、夜の活動に向けて泥のように深く眠り、体力をリセットする貴重な休息時間となりました。
夜のブルジュ・ハリファへ
ホテルでしっかりと休息を取り、体力を回復させたところで、あたりもすっかり暗くなってきました。そこで、夜の帳が下りたドバイの街へと再び繰り出し、夜のブルジュ・ハリファを見に行くことにしました。

昼間の太陽に照らされた姿も圧巻でしたが、夜のライトアップされた姿はまた格別です。漆黒の空にそびえ立つ世界一のタワーは、無数の光を纏ってキラキラと輝き、昼間とは全く異なる幻想的なオーラを放っていました。暗闇の中でより一層際立つその神々しいまでの存在感を前に、改めて「ドバイに来たんだ」という実感を噛み締めながら、贅沢な夜のひとときを過ごしました。

ブルジュ・ハリファの足元で繰り広げられる「ドバイ・ファウンテン」の会場に到着すると、そこには驚くほど大勢の観光客が詰めかけていました。
世界中からこの瞬間を一目見ようと集まった人々で、噴水の周りは熱気に満ちあふれ、まさに立錐の余地もないほどの賑わい。多種多様な言語が飛び交う中、誰もがスマートフォンのカメラを構え、今か今かとショーの始まりを待ちわびています。その圧倒的な人の多さからも、この噴水ショーがドバイ観光においていかに外せないメインイベントであるかを肌で実感し、期待感は最高潮に達しました。

今回は事前にVeltra(ベルトラ)を通じてチケットを予約していたので、いよいよ期待に胸を膨らませながらブルジュ・ハリファの展望台へと登ることにしました。
ドバイを象徴するこの超高層ビルは非常に人気が高く、当日券だと待ち時間が長かったり売り切れていたりすることもあると聞いていたので、あらかじめ予約を済ませておいたのは大正解。チェックインカウンターでの手続きも驚くほどスムーズで、これから体験する地上数百メートルの世界に向けて、気持ちを高めながら専用のエレベーターへと向かいました。


事前に予約をしていたおかげで、チケットの引き換え自体は驚くほどスムーズに完了しました。しかし、本当の戦いはそこから。いざ展望台へ向かおうとしたところ、エレベーターを待つ長蛇の列が目に飛び込んできました。
さすがは世界的な人気スポット。結局、エレベーターに乗るまでに1時間ほどの時間を要することになりましたが、次から次へと世界中から観光客がやってくるその様子は、まさに圧巻の一言。待ち時間は少し堪えましたが、「これからあの頂上へ行くんだ」という周囲の熱気と高揚感に包まれながら、じわじわと期待に胸を膨らませて列を進んでいきました。

今回のプランで登れる最高到達点までようやくたどり着きましたが、そこでさらに衝撃的な光景を目の当たりにしました。
自分たちが今立っている場所も相当な高さのはずなのに、ふと上を見上げると、そこにはまだ遥か高くへと続くタワーの本体がそびえ立っていたのです。これほどまで登ってきても、まだ「てっぺん」はあんなに遠いのか……。自分の想像をはるかに超える「本当の高さ」を突きつけられたような気がして、ドバイが世界に誇るこの建築物の、底知れないスケールの大きさに改めて言葉を失ってしまいました。

ブルジュ・ハリファの展望台「アット・ザ・トップ」に登った時の写真がこちら。
この写真、信じられないかもしれませんが、フィルターや補正などの加工は一切していません。完全に「無加工」の、撮ったそのままの一枚なんです。それなのに、空の抜けるような青さ、眼下に広がる街のメタリックな輝き、そして砂漠へと続く地平線が、これほどまでに鮮明に写るなんて……。
改めて見返しても、ブルジュ・ハリファという「世界一」の場所が持つ、圧倒的な被写体としてのポテンシャルの高さに、ただただ驚かされるばかりです。

さらに驚いたのが、眼下に広がる街並みの「眩しさ」です。
上空から見渡すドバイの街は、遮るもののない強烈な太陽光を反射して、まるで街全体が発光しているかのような輝きを放っていました。近未来的なビル群のガラス面や、整然と整備された道路がキラキラと光を跳ね返す様子は、とにかく眩しすぎて目を開けているのがやっとというほど。この圧倒的な光の量こそが、ドバイという街が持つエネルギーそのものを象徴しているようで、そのあまりの神々しさにしばらく言葉を失ってしまいました。
砂漠ツアーを満喫(2日目)
この日のメインイベントは、午後15時から出発するデザートサファリ(砂漠ツアー)。砂漠への旅立ちまでにはまだ少し時間があったので、それまでの数時間を利用してドバイの街並みをさらに深く散策してみることにしました。

バスタキア地区
超高層ビルが立ち並ぶ未来都市ドバイにあって、ここバスタキア地区だけは、まるで時間が止まったかのような静謐な空気に包まれています。

19世紀後半に建てられた伝統的な建造物が建ち並ぶこのエリアは、砂色の壁と「ウィンドタワー(風の塔)」と呼ばれる天然のエアコンが特徴的。迷路のように入り組んだ狭い路地を歩いていると、どこからかアラビックコーヒーの香りが漂ってきて、かつての真珠採りや交易で栄えた時代の息遣いを感じることができます。

現在は、歴史的な建物をリノベーションしたお洒落なアートギャラリーやカフェ、工芸品店が点在しており、ただ散策するだけでも心が洗われるような穏やかな時間を過ごせます。

アートミュージアム
ドバイの街を散策していると、思わず足を止めて見入ってしまうほど独創的な外観のアートミュージアムに遭遇しました。
ドバイといえば超高層ビルのイメージが強いですが、こうした文化施設もまた、近未来的なデザインの粋を集めたような素晴らしい造形をしています。建物そのものがひとつの巨大なオブジェのようで、その圧倒的な存在感に引き寄せられるようにして中へと足を踏み入れました。

結局、今回はロビーまでの見学となりましたが、それでも建物の構造や空間設計を間近で体感できたのは大きな収穫でした。
「次に来る時は、必ず時間に余裕を持って中まで鑑賞しよう」と心に誓い、建物を後にしました。展示を見ることはできませんでしたが、その外観の美しさと空間の持つエネルギーだけで、十分にドバイの文化レベルの高さに圧倒されたひとときでした。
デザートサファリツアーへ
この日午後からデザートサファリのツアーへ参加しました。

まとめ:富とエネルギー、そして「常識のパラダイムシフト」を体感したドバイ旅
バックパッカー的な一人旅から洗練された都市観光まで、様々な国を巡ってきた私にとっても、今回訪れた「ドバイ」はまさにこれまでの旅の既成概念を心地よく破壊してくれる異次元のメトロポリスでした。
深夜アブダビに降り立った瞬間の圧倒的なスケール感に始まり、寝不足と極寒の冷房に震えた1日目、そして砂漠の美しさと伝統文化に五感を揺さぶられた2日目。この濃密な滞在を経て感じた、ドバイという街の真価を感じました。

